TTG Asiaによると、アコーのCEOは同社が「サバイバルモード」を抜けて回復期に入っており、2023年春には完全回復が可能との考えを示したという。
アコーの5200軒超のホテルのうち4分の1近くがアジアに存在し、中国人旅行者の回復によって左右される部分は大きいが、中国人旅行者が戻ればアジア市場はV字回復が可能との予想。中国発の海外旅行が解禁されない場合でも、タイやカンボジアなどの国々が旅行者の受け入れを再開するにつれて欧米からの旅行者が回復し、「期待以上に良い状況となる」と見ているとのこと。
また、アコーでは現在ライフスタイルブランドの展開に力を入れているところで、新ブランド「エニスモア」についてアジアでも今後急速に成長すると予測。重要なポイントとして、ライフスタイルブランドではホテルの収益の半分以上が客室でなく飲食やイベント、コワーキングなどから、つまり地域住民から得られる点で、これがホテルにとってリスクヘッジと新たなチャンスとなっている。