TTR Weeklyによると、往来制限の緩和を受けてアジア太平洋地域への渡航需要が急速に回復していることがスカイスキャナーのデータで分かった。

12月と比較して、ベトナムは299%増となったほか、インドネシアも98%増。特にバリが104%増となったほか、ジャカルタも88%増と伸長した。またマレーシアは67%増、フィリピンは48%増。緩和の歩みが先行していたタイとシンガポールもそれぞれ28%増と19%増となった。

さらに、2月21日からの国境開放を発表した豪州も発表前後の2月6日と7日の間に199%増と急増した。

出発国で多いのは主に英国やEU各国で、米国も散見される。ただしベトナムについては米国、ドイツ、豪州、英国に続いて5位に日本が入ったほか、シンガポールでは4位に韓国が入っている。

なお、豪州への予約状況についてはReutersもカンタス航空の現況を伝えており、特に米英発が強いほか、南アフリカ、インド、カナダからも好調という。