シンガポールのS・イスワラン運輸大臣はこのほどCNBCのインタビューに対して旅行観光産業のリカバリーへの期待を語った。
同氏は、オミクロン株について「ほとんどの国がオミクロン株の影響とウイルスの性質について折り合いをつけつつあり、どのように適応し前進するかが重要な課題」であると指摘した上で、23年までの回復見通しについて「慎重ながらも楽観視」していると説明。エアバスやボーイングを含む業界のリーダーたちなども同様の見通しを共有できているとの考えだ。
また、ワクチン接種を前提に積極的に往来を再開するワクチン接種完了トラベルレーン（Vaccinated Travel Lane、VTL）の仕組みについては、12月にオミクロン株が出現した際にもオミクロン株をよりよく理解するために上限を減らすなど適切な予防措置は取る必要があったが、完全に中断はしなかったと説明。今後も「どのように開放を進めていくかについて一定の手順とプロセスを持っており、今後もそうしていく」と強調した。
