TRAVEL WEEKLYはこのほど、顧客が海外旅行からの帰国前の検査で陽性反応が出て利用予定の便に乗れなくなったケースについて、トラベルアドバイザーの対応事例を紹介する記事を公開した

ある会社では昨年末に4人の顧客が陽性に。南アフリカに旅行していた1人は、現地オペレーターの協力で陰性になるまで屋外スペースを備えたホテルに宿泊することができ、パズルや食べ物などが入ったギフトバスケットも提供されてリラックスして過ごすことができた一方、メキシコを訪れていた3人のうち一部は料金を支払う意思があるにも関わらずホテルが隔離のための延泊を拒否したため代わりの宿泊先を手配することとなった。

このことから、現地の信頼できるパートナーの確保が鍵になるとしている。また、バックアッププランや旅行保険も重要となる。

別の旅行会社でも、現地宿泊施設が隔離用のヴィラを設定しており、2日ごとに定期的に検査をしてくれるなど助けられたのこと。別のケースではAirbnbで民泊物件を手配したこともあったという。

また記事では、訪問先の医療体制の確認や迅速検査キットを持参して毎日検査することで陽性反応が出た際に素早く行動できるようにすることや、顧客が必要としそうなもの、欲しいと思うモノ、好きな映画、子供用の遊び道具などを事前に確認しリストアップしておくことなどもアイディアとして紹介しており、こうした対応が旅行者からの評価に繋がると説いている。