イタリアの新フラッグキャリアであるITAエアウェイズ(AZ)の株式取得に対し、新たに2つのグループが手を上げたと報じられている。
AZを巡っては、海運大手のMSCとルフトハンザグループが共同でAZ株式の取得意向を表明していたが、AirInsightGroupによるとデルタ航空(DL)とエールフランス/KLM(AF/KL)、投資会社のCentaresも関心を表明したとイタリアメディアが報じた。CentaresはブラジルのアズールやLATAMにも出資している。
MSCとルフトハンザの際にAZはその事実を認めたものの、今回は認めてなく、またDL、AF/KLともに追認していないところ。
このほか、ウィズエアーやフロンティアなどのウルトラLCCの株式の過半数を保有するインディゴ・パートナーズも買収に意欲を示しているという。
なお、ルフトハンザのCEOは先週、現在はMSCとITAの財務状況を確認している最中で、その作業が終了した段階で株式の取得比率を過半数とするか否かを決めると説明していたという。