シアトル港湾局はこのほど、シアトル・タコマ空港の新しい国際線到着施設の概要を公開した。

今春に本格稼働予定の施設で、国際線用ゲートを12から20に増やし、処理可能な旅客数も1時間あたり1200人から2600人へと大きく増加する。また、通関の導線内に授乳室やペット休憩室、トイレなどを新設。MCTも90分から75分に短縮するという。このほか、環境負荷の軽減や地域や先住民族文化などへの貢献も目指した。

なお、同空港はコロナ禍でもカタール航空のドーハ線、ウエストジェットのカルガリー線、アメリカン航空のロンドン線、アラスカ航空のベリーズ線などの国際便新路線を獲得。さらに今年もエア・カナダのモントリオール線、エア・リンガスのダブリン線、デルタ航空のロンドン線、アラスカ航空のエドモントン、フィンエアーのヘルシンキ線も予定されている。