Travel Weeklyによると、欧州旅行委員会(ETC)のレポートで欧州域内の国内旅行は年内に完全回復する一方、海外からの旅行者は30%に留まる見通しが示された。完全な回復は2025年となる可能性があるという。

第1四半期は43%減で、2月までのデータではセルビアが2019年比11%減、トルコが12%減と回復で先行している。また、2月と3月のデータではブルガリアが18%減、オーストリアが33%減、スペインとモナコが34%減などとなったという。

一方、別の記事では中長期的には明るい見通しであることも紹介。世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)の予測で、今後10年間で旅行観光産業が平均3.3%のペースで成長し、800万人近い新規雇用を創出するとした。また、GDPへの寄与額は31.4%増加して1.73兆ユーロとなるとも予測している。