BUSINESS TRAVEL NEWSによると、Amex GBTの第1四半期の業績で収益が前年比179%増の3.5億ドルとなり、2019年比は約半分まで回復した。
加えて、第1四半期の取扱件数はコロナ前の54%減に留まったが、4月に入って大きく改善してきており、最後の3週間には28%減まで戻しているという。
回復を牽引しているのは中小企業だが、大手企業の顧客も改善傾向とのこと。こうした状況を受けてGBTでは、通期の収益予想を1.5億ドル増の17.5億ドルに引き上げた。
また、BTN Europeによると、ヴァージンアトランティック航空も業務渡航需要が予想を上回るペースで回復していると報告。英国での法人向け販売分では37%減まで回復しており、年末には20%減まで伸ばせると期待。
業種別ではメディア・エンターテイメントがほぼ完全に回復したほか、政府や防衛分野も25%減から30%減、金融・ビジネスなどの部門では半分を超えたところ。ハイテク部門は3月は80%減程度だったが現在では30%減まで戻している。
また、こうしたなかで運賃の上昇や企業が希望する座席や運賃を提供しにくい状況も発生しているという。