Trip.comグループの業務渡航部門Trip.Bizは6月7日に中国本土における業務渡航市場のトレンドを分析するホワイトペーパーを発表し、グローバル・ビジネストラベル・アソシエーション(GBTA)の予測として中国市場の需要が2024年までに完全回復してコロナ前を上回り、市場規模は4000億ドル(約54兆円)規模に達するとの見方を示した。

コロナ禍で、2020年の出張旅費は前年から38%減となったものの、2021年には31.7%増となり世界全体の2倍近い増加率を記録。また、2021年に中国でTMCを利用した企業の数は16.3%増となり、特に北京や上海、広州などの一級都市では24.6%増となったという。

Trip.Bizでは昨年にはすでにホテル予約が2019年を大きく上回るなどしており、Trip.comグループでも同部門への投資を倍近くまで拡大。現在は大手1.3万社、中小62万社にサービスを提供している。