世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は7月4日、韓国の旅行観光産業の回復見通しを発表した

これによると、2019年の旅行観光産業によるGDP寄与額は87.5兆ウォンで経済全体の4.4%を占めたが2020年には54.2兆ウォンで2.7%に減少。21年も55.9兆ウォンに留まった。これに対して2022年は73兆ウォンに達して3.5%まで回復し、2023年には83.4兆ウォンとなって2019年比95.3%減まで戻すとの予想。さらに2032年までの見通しでは年平均4.8%増で成長して116.9兆ウォンに達するとした。

同時に発表された日本の見通しと比較すると、2032年時点のGDP寄与額は日本が46.7兆円超であるのに対して韓国は約12.2兆円(1ウォン=0.104円換算)となるが、年平均の成長率は日本の2.6%に対して韓国が4.8%と倍近い数値となっている。

なお、発表文では旅行観光産業における雇用創出の見通しも示されている。