世界旅行ツーリズム協議会（WTTC）と欧州旅行委員会（ETC）は7月20日、欧州域内の旅行観光産業の人手不足が120万人規模になっており、このままではコロナ禍からのリカバリーに深刻なリスクとなると警告した。

コロナ禍の2020年に欧州の旅行観光産業は170万人を削減し、2021年には57.1万人の雇用を回復したが、現在のように需要が急速に回復するなかでは供給が追いつかない状況という。

特に深刻なのは旅行会社で、求人3件のうち2件が埋まらない状態。航空と宿泊も20％強の職が空いているという。