民泊・短期賃貸関連のインテリジェンスサービスを提供するAirDNAは7月20日、欧州市場の状況について最新のデータを公表した。
これによると、上半期の宿泊数は2021年を67.5%上回り、2019年比でも7.2%増となり、AirDNAでは「欧州の需要はコロナ禍から完全に回復」と評価している。収益はさらに大きく増加しており、2019年比32.2%増。稼働率は6月に3ポイント増の58.2%となり、9ヶ月連続でその月の過去最高を更新した。
6月の利用状況で最も人気だったのはクロアチアで2021年比でも131.8%増と大きく伸長。このほか、ノルウェーが117.0%増、ハンガリーが96.7%増などとなった。
スペインやイタリアなどを抑えてクロアチアが1位となっている状況については、クロアチアが5月にワクチン接種、検査、隔離のいずれも不要として完全にコロナ前と同様の入国要件を取り戻したことが要因とも考えられる。