ノルウェージャンクルーズラインホールディングス(NCLH)は8月8日、乗船要件からワクチン接種証明を撤廃した。

NCLHはこれまでクルーズ会社のなかでもワクチン接種の義務化に積極的に取り組み、むしろコロナ禍にあってはそれが強みとなるとアピールしていたが、今年に入ってからは状況の改善に合わせて2月に11歳以下は不要とし、5月には船内の接種率を90%に引き下げていた。

今回はノルウェージャン、オーシャニア、リージェント・セブンシーズの3ブランドについて、12歳以上でワクチン接種済みの旅客は出発前の検査などを不要とし、未接種の場合も出発前72時間以内の検査で乗船可能とした。9月3日以降の出発分が対象。

ただし寄港地などで接種ルールが定められている場合はそれが優先される。