BUSINESS TRAVEL NEWSによると、現在欧米の航空会社ではレジャー目的の旅客による上級クラスの利用が増加しており、出張者の座席確保に支障が出ている。
レジャー利用の増加は米系大手3社やルフトハンザなどで確認されているといい、例えばルフトハンザでは第2四半期の上級クラスのロードファクターは80%に達して2019年の76%を上回った。
そしてこうした需要の高まりとともに運賃も上昇しているが、供給量が完全には回復していないこともあって高い運賃でも座席が埋まっていく状況。さらにレジャー旅客は出張利用よりも予約の入るタイミングが早いため、出張者のために座席を手配しようとした時には在庫が非常に限られているか、あるいは全く残っていないということもありえる状況という。
こうしたなかで、法人側には従来よりも早いタイミングでの予約が必要となっている。
また、出張に合わせて休暇を取るブレジャーや、旅行先でリモートワークするワーケーションの浸透により曜日による繁忙にも変化が生まれているという。