ForwardKeysは9月8日、欧州の夏の航空需要について分析したレポートを公開した

7月と8月の旅客数を調べたもので、これによると欧州全域の東南部エリアの国々で回復が先行しており、特にトルコは2019年比9%増、ギリシャは2%増とコロナ前の水準を超えたという。また、全体に占めるシェアは小さいもののアルバニアも28%増と大きく伸長している。

このほか2019年の数値に近づいた国では、スロベニアが7%減、アイスランドが8%減、ポルトガルが10%減などとなった。

トルコの好調さは、トルコリラ安とロシア人の受け入れ継続で、ギリシャはコロナ禍でも積極的に観光客を受け入れてきた姿勢が結果につながったとの分析だ。

また、回復が遅れた地域については、需要はあったものの航空便の遅延や欠航などが足を引っ張ったと見ており、混乱がなければ5%は回復が進んだと推計している。