ATPCOは2026年までにダイナミックプライシングの大幅な拡大を可能とする技術的枠組みを構築する計画だ。10月11日に年次カンファレンスで400人以上の航空会社役員を前に発表したもの。
これまでのように検索に対して固定的な運賃を返すのではなく、属性ベースの検索などに対して運賃やアンシラリーサービスを組み合わせて多様でカスタマイズ可能な結果を返せるようにする。
ATPCOは現在流通する運賃の約15%はダイナミックに生成されたものと推定しているが、26年には80%まで拡大できる基盤づくりをしたいという。
そして、実現に向けてはデータ処理と決済関連の課題解決に加え、航空会社と旅行会社などのNDC対応を促進するプラットフォーム「NDCエクスチェンジ」のソースコードを無償で公開することも決定。詳細は今後数ヶ月の間にさらに発表していくという。