Globetrenderとアドベンチャー旅行会社のPelorusは来年から5年間の富裕層旅行市場の行方を予想するレポートを発表した

ポイントは大きく3点で、まずこれまでラグジュアリートラベルを牽引したミレニアル世代が親となった現在はその子どもであるアルファ世代への対応が重要になると指摘。子どもの幸せを願う親心を前提に、2027年に2歳から16歳になるアルファ世代に合わせたサービス提供が重要とした。また、LGBTQ+の当事者である親やひとり親などの現代の家族の姿も注視が必要としている。

2点目はサステナビリティで、実際の変化に繋がる取り組みへのニーズが高まると予想。目の越えた富裕層は「金の蛇口やキャビア」に心を動かされることはもはやなく、ラグジュアリーは新たな意味を持つようになっているとした。

3つ目は「ガンマデスティネーション」。これはマチュピチュやアンコールワット、ウルル、エベレスト、キリマンジャロなどの「アルファデスティネーション」に大勢の旅行者が押し寄せ、さらにブータンやルワンダ、南極などの「ベータデスティネーション」も混雑していくと見られるなかで、希少性や非凡性を備える新たなデスティネーションの人気が高まると予想。一例としてイエメンのソコトラ島の名前が出ている。

記事では3点それぞれについてより詳しく説明されているほか、レポート本体のダウンロードリンクも掲載されている。