yicaiglobal.comによると、中国主要都市を発着する航空券の予約がこの数日急増しており運賃も上昇傾向にある。
Qunarの発表では、広州では12月3日と4日の予約が1週間前の3倍近くになっているほか、鄭州でも同地発が3倍で着がほぼ5倍、さらに重慶発は約11倍に跳ね上がった。
運賃については、Tongcheng E-longのデータで先週の平均が先々週から30%上昇。10月の国慶節と比べても16%高くなっている。ただし路線便数の回復は遅れており、2019年比でいまだ77%減という。
Travel Weeklyによるとエミレーツ航空のティム・クラークCEOは中国発の海外旅行が本格的に再開すれば「津波」のように予約が入ることになると予想し、アジア各国のデスティネーションは備えが必要だと指摘している。
なお、FORTUNEによると、米国のアンソニー・ファウチ博士は中国が広範なワクチン接種(しかも西側に比べ性能の低いワクチン)をすることなく制限を緩和すると、ゼロコロナ政策によって自然抗体を持つ人口の比率も低いことから感染拡大の波が到来し、それによって新たな変異株が登場して世界に影響を与える可能性があると懸念しているという。