BUSINESS TRAVEL NEWSによると、EUは今年を予定していた事前渡航認証システム「ETIAS」の導入を2024年に延期することを決めた。

すでに数度の延期を経ており、直近では昨年8月に今年の5月予定を11月へと変更していた。EUでは、新たな出入国管理システム「EES」も今年5月の予定が年末までと修正されている。

ETIASは米国のESTAと同様のシステムで、シェンゲン圏へ渡航する旅行者は7ユーロの手数料を支払って認証を取得することが求められるようになる。18歳以下と70歳以上は手数料が免除される。認証は3年間有効だが、パスポートの有効期限が3年未満の場合はパスポートとともに失効する。