PhocusWireによると、ホテル向けにセールスやオペレーション関連テクノロジーを開発するThynkがシリーズAで1300万ドルを調達した。

ブリュッセル発のスタートアップで、研究開発のスピード向上と欧州、米国、中東での事業拡大を目的としたもの。

またSkiftによると、バケーションレンタルの間際予約に特化したプラットフォームのWhimstayも1000万ドルを調達。またインドネシア発で短期から長期まで賃貸物件の利用予約プラットフォームを運営するTravelioと、トルコの同業Missafirも金額は非公開ながら資金を調達している。

このほか、PMSなどを開発するMewsは、昨年末の1.85億ドル調達に続いてクラウドベースのPMSを開発するモントリオールのHotelloを買収。詳細は非公開。Mewsは過去4年間で6件目の買収となる。

なお、宿泊産業への投資マネーの流入は他でも続いており、例えばゴールドマン・サックスはギリシャのホテル市場に1.5億ドルから2億ドルを投資。またブラックストーンが発表した304億ドルの不動産ファンドについてもHospitality Investorがホテルも対象となる可能性が高く、ブラックストーンが動けば他も追随すると指摘している


(2023年4月19日15時45分追記)PhocusWireによると、短期賃貸向けPMSを開発するYour.Rentalsが215万ユーロを調達。うち170万ユーロはクラウドファンディングで目標の128%を達成して集まったもの。昨年にも280万ドルを調達している。


(2023年4月27日09時26分追記)MULTI-HOUSING NEWSによると、ホテルと賃貸のハイブリッド的事業を展開するPlacemakrが6500万ドル調達。17年にWhyHotelとして創業し、昨年3月に9000万ドルの調達と同時に現社名へ改称。これまでに100万泊以上を扱いコロナ後だけでも1億ドルの収益を確保するなど成長を続けている。


(2023年4月27日10時40分追記)PhocusWireによると、自宅や別荘を交換するホームスワップのKindredとHoliday Swap Groupの2社がそれぞれ約1500万ドルを調達。またSkiftによると、フィンランド発の短期賃貸ブランドであるBob Wがドイツの競合Charly Hospitalityの買収を決めている。