Simple Flyingによると、世界の航空旅客需要が予想を超えるペースで回復し早ければ10月にも2019年水準を超える可能性があるとCiriumが予想している。
有償旅客キロ(RPK)ベースでの推計で、通年では6%減となる想定。2024年は8%増とプラスに転じるという。
ただしアジア太平洋地域は引き続き遅れを取っている状況。8月時点でも23%減、特に中国が68%減となるほか香港も50%減に留まるとしている。一方、インドは国際線RPKが上昇するとの予想であるほか、国内線についてはベトナムや中国が牽引して全体でも15%増となると見られるという。
需要の急回復とともに航空会社も座席供給量を拡大しているところだが、TTGによるとこうした状況下で昨夏に欧米で発生した大規模な遅延や欠航が今年も発生する可能性があると懸念されているという。