英Travel Weeklyによると、SITAが2022年の受託手荷物の遅延や紛失状況について推旅客1000人あたり7.6個の発生率と推計した。

発生件数は前年比75%増の2600万個で過去10年間で最も高い数値。旅客数自体は2019年に比べて10億人以上も少ない34.2億人に留まった中での結果で、コロナ禍からの需要の急回復に対して経験豊富なスタッフの減少や空港の混雑などが自体を悪化させたとの分析だ。

遅延が全体の80%で紛失や盗難が7%、破損や荷物内の物品の盗難は13%となった。紛失については、欧州が最も発生しやすく1000人あたり15.7個の割合で、これに対して北米では6.35個、アジアでは3.04個となった。