お客様の旅行をお手伝いする旅行会社として、あるいは旅行者自身として不測の事態に備えるために海外の様々な事例を紹介する「トラブル事例」のシリーズ。

今回は、View from the Wingによると、年配の旅行者がチェロを携行してアメリカン航空を利用した際にチェロ用の座席を追加で購入していたにも関わらず利用を拒否されかける事態が発生した。

乗継便の最初の区間は問題なく搭乗できたが、2区間目の搭乗後に機内で係員に声をかけられ、同便のB737でなく後のエアバス機による便を待つか楽器を手荷物として預けるかの2択を迫られ、さらに返金も拒否したとのこと。

旅行者はやむなく機内へ預けることを選び、後日アメリカン航空は問題を調査した上で返金するとともに100ドルのクレジットを提供した。

楽器の機内持ち込みは米運輸省(DOT)も規則で定めているといい、View from the Wingはアメリカン航空でも重量制限を75kg以下とするなど本来は正しく運用されるべきルールが存在した一方、小型機によるリージョナルジェットについての運用は事前に確認した方が安全と解説している。