旅行市場の回復が日本よりも1年以上進んでいる英国では、人手不足の問題も2021年10月にはすでに顕在化していたが、英Travel Weeklyによると1年半以上が経過した現在も解消されていない状況。

旅行業コンソーシアムのAdvantage Travel Partnershipでは、会員の47%が人員確保に難しさを感じており、38%はすでに未経験者を雇用。そして同社のイベントで登壇した旅行系の人材紹介会社の創業者も業界の外に目を向けるべきと訴えているとのこと。

そしてその際には経験に目を向けるのではなく、候補者が職務を長期間に渡って果たせる能力と正しいマインドセットを持っているかを評価するべきとの考えで、50歳以上、障害者、子育て中の母親、若者などに可能性があると指摘。記事では美容師出身者やカフェやマクドナルドで働いていた人物を雇った旅行会社の事例も紹介されている。