TRAVEL INDUSTRY WIREによると、エアインディアは2023年に客室乗務員4200名超とパイロット900人を雇用する計画。新機材の導入と内際の路線網の積極的な展開を実現するため。

昨年5月から今年2月までだけですでに1900人を超える客室乗務員を採用済み。客室乗務員には15週間の教育プログラムが用意され、インドならではの最善のホスピタリティとタタ・グループの企業文化を体現できるよう訓練するという。

海外の航空業界ではコロナ禍での人員削減の後に急激な需要回復で人手不足に悩まされており、エアインディアに限らず大規模な採用活動を展開する会社が昨年初めごろから増加。

例えば米系航空会社は昨年の4月だけで貨物航空会社を含めて5000人近くを新規雇用したほか、エミレーツ航空は2021年9月に3000人の想定で客室乗務員を募集したところ30万件を超える応募が集まり、2022年4月からの12ヶ月間でさらに最大6000人の客室乗務員と数千人規模のパイロットやカスタマーサービス、エンジニアなどの採用を計画している。

このほか、中長期的にもボーイングは中東系航空会社が今後20年で20万人を新たに雇用すると予測したり、ユナイテッド航空も2030年までに1万人のパイロット確保を目指して養成センターの拡張を決定。このほかカンタス航空も今後10年間での大規模な雇用計画が報じられている。