Travel Pulseによると、米国で民主・共和両党の上院議員がホテルやリゾートなどの宿泊料金の透明性を高める法案「Hotel Fees Transparency Act」を提出した。
法案は、ホテルの客室や民泊物件の利用者をオンラインなどで募集する際に最終的に支払うことになる料金を最初の段階で明示することを求めるもので、リゾートフィーやデスティネーションフィー、あるいは民泊における清掃費などの様々な追加料金などを決済段階になって表示することを禁止する。
違反の取り締まりは連邦取引委員会（FTC）に担当させ、また各州の司法長官に執行権限を与えるとしている。
アメリカン・ホテル＆ロッジング協会（American Hotel & Lodging Association、AHLA）によると、全米でリゾートフィー、デスティネーションフィー、リゾートフィーなどを強制徴収しているホテルは全体の6％に留まり、平均は1泊26ドルとのこと。法案に対しAHLAは「宿泊客にとってより透明性の高い予約プロセスを構築するための極めて重要な一歩」と歓迎の声明を発表しているという。
