マリオット・インターナショナルが月内にも公式サイトやアプリ上でリゾートフィーなどを含めた費用の総額を予約の初期段階から表示するようにすると様々なメディアが報じている。

初めに本体の料金のみを提示してから決済段階で様々な費用を加算して請求する仕組みは「ドリッププライシング」と言われ、消費者を欺くようなやり口が常に不満や批判の対象となっていたところ。マリオットは2011年にペンシルバニア州でリゾートフィーの総額表示について司法長官と合意していたが、これまでは実際の行動には移さずにいた。

しかしPhocusWireによると、今月中旬からリゾートフィーやデスティネーションフィーを含めた金額をわかりやすく表示するとのこと。他社の追随にも注目が集まる。

なお、リゾートフィーなど隠された費用や航空会社の手数料は、サービス用、クレジットカードなどによる重すぎる遅延損害金などと並んでバイデン大統領が「ジャンクフィー」と呼び是正に意欲を示しているところだ。