旅行観光産業でも活用が進んでいる生成AIだが、引き続き新たな事例が次々に登場している。

GLOBETRENDERによると、AdventureGenieは世界初というキャンピングカーでの旅行やキャンプ旅行に特化したAI旅行計画ツールで、それらの旅行は普通の旅行に比べて計画に手間がかかりいくつものウェブサイトやアプリを横断的に利用する必要があり、しかもそれらのなかにはルートの近くにあるキャンプサイトの一部しか表示しないなどの問題も抱えているところ。

これに対してAdventureGenieでは、寄り道が好きかどうかやキャンプ場の環境や設備の充実度についての好みなども含めて、「何をするか」「どうやってそこまで行くか」「どこで寝るか」の3点を中心に実際の旅行者のように旅程を組み立てることが可能。キャンプサイトの情報も2.5万箇所以上をデータベース化しているという。

一方、PhocusWireによると、すでに自前のAIトラベルアシスタント「Maya」を開発しているLive the Worldは、Mayaを旅行関係企業にホワイトラベル形式で提供しようと準備中。導入することで、自分のプロダクトやコンテンツについて消費者に案内し商機を有効につかめるようにするという。