PhocusWireによると、エア・カナダが米国のOTAであるホッパーとの提携により理由に関係なく予約をキャンセルできるオプションを提供することを決めた。
返金不可の運賃を対象にウェブサイト上で導入するもので、利用者は出発の24時間前までキャンセルでき支払額の80%または100%の返金を受けることが可能となる。
ホッパーはフィンテック/インシュアテックの活用で急成長しており、ほかにも閲覧時点の航空運賃や宿泊料金を少額で仮押さえする機能なども人気。2021年からはこうしたテクノロジーをB2Bで提供する「Hopper Cloud」を開始しキャピタルワンやTrip.com、アマデウス、Uberなどが利用している。
また、豪州の銀行やブラジルのフィンテック大手の旅行予約ポータルなども獲得しているところ。こうしたホッパーのビジネスモデルや戦略についてはマッキンゼーも共同創業者へのインタビューを公開している。
なお、ホッパー関連では最近、エクスペディアが一方的に提携を解消したことも話題となっている。