人気格闘家へのサービス提供で失敗して炎上し多くのメディアでも報じられ悪い意味で注目を集めてしまったエクスペディアだが、実は海外でもサービス品質の低さを指摘する投稿は散見される。

ちょうど先月末にも、旅行・マイル系ブログのView from the Wingが「エクスペディアのカスタマーサービスはどれほど悪い?(悪いと知っていても予想を超える悪さ)」と題した記事を公開。エクスペディアでインドから米国へ移動する航空券を代理購入し、その予約内容を変更する必要があった際の顛末を紹介した。

ブログ主は、事前に変更にかかるおおよその料金を試算したうえで窓口に連絡したところ、最初の担当者は予想とほぼ同額を提示。そこで実際の旅行者に確認して再度連絡してみると、次の担当者は第1区間は同額ながら第2区間は2000ドル近く高額な見積もりを提示してきたという。

そしてブログ主は「これはエクスペディアだから」という理由で別の担当者に依頼してみたところ、今度は第1区間で200ドル高く、第2区間ではやはり2000ドル高い内容に。次の担当者は10分ほど調べた結果、第1区間は空席がないので変更不可能と言い、その次の担当者はついに最初の担当者と同様の内容を提案してきたとのこと。

そして、OTA全般について安価な運賃が手に入る可能性などのメリットも若干はあるとしつつサービスは期待すべきではないと断定。そのうえで、ホテル予約についても施設側のオーバーブックで予約がキャンセルされたにも関わらず返金を拒もうとした事例、誤って4600ドルのリゾートフィーを徴収したのにすぐに返金しなかった事例、変更不可能な航空券を可能と案内して販売した事例、事前決済でレンタカーを予約したら天候理由で飛行機がディレイし返金が拒まれた事例など(いずえもエクスペディア)を列挙。

こうした事例からは、トラブルに見舞われた際に望ましい対応が得られるかはネットやメディアでの注目が高まるかどうかがポイントになることが伺える。

また文中ではインドのチェンナイからドーハ、ドーハからワシントン・ダレスを移動する航空券の値段を聞いているのに「ヒューストン行きですか」と聞き返してくるチャット画面も公開している。

なお、海外メディアではエクスペディアについてこの1ヶ月ほどで様々な話題が報じられており、例えば最も大きく取り上げられたのは急成長中のOTAであるホッパー(Hopper)との提携解消。宿泊施設の在庫提供を一方的に取りやめたもので、エクスペディアはホッパーが消費者を欺いていると非難している一方、ホッパーは自社がエクスペディアにとって「競争上の大きな脅威」へと成長したことが提携解消の理由と反論したとのこと。

この問題を巡っては、「起きるべくして起きた」とのアナリストの分析ホッパー側の見解など様々な関連記事も投稿されている。

このほか、PhocusWireはエクスペディアグループが国内外で人員を削減していることを報じた。一方、別の記事ではウォルマートと提携し、ウォルマートのロイヤルティクラブ会員向けの旅行予約プラットフォームをエクスペディアが運営して利用者にはキャッシュバックの特典も提供することが紹介されている。