PhocusWireによると、米国OTAのホッパーは豪州最大の銀行であるCommBankと提携した。来年までにCommBankのアプリ上でフライトや宿泊、レンタカーを簡単に予約できるようにする計画。
ホッパーは自前での消費者向けOTA事業に加えてホッパー・クラウドの名称でB2Bでも事業を展開しており、これまでも米銀キャピタルワンから多額の出資を受け入れて同銀行のの旅行部門強化を支えたりたりしているほか、最近でもUberが英国で航空券販売を開始した際に契約を獲得している。
Hopperは運賃の仮押さえをできる機能や理由に関わらずキャンセルできる保険などフィンテック、インシュアテックのツールも武器としており、CommBankでもそれらの機能が利用可能となる。
なお、金融機関による旅行関連サービスの強化は、シティやJPモルガン・チェースもこの数年で着手。後者は2023年に100億ドル、2025年に150億ドルの取り扱いを目指してポータルサイトChaseTravel.comも開設済みで、実現すれば旅行会社の取り扱い規模として全米3位に躍り出ることになる。