PhocusWireによると、2022年に世界の航空会社が販売したアンシラリー商材の収益は前年を50%以上上回って690億ドル近くとなり、2019年水準も約100億ドル上回った。

CarTrawlerがIdeaWorks Companyと共同で発表したもので、航空会社65社についての分析をもとにまとめた。2021年は450億ドルだった。

LCCが特に伸長させており、イージージェットが新プロダクトなどにより273%増となったほか、ライアンエアーやサウスウェスト、スピリットもいずれも40%以上の増加。

一方、FSCではユナイテッド、デルタ、アメリカンの米系3社がそれぞれ44%増、37%増、31%増を記録。ロイヤルティプログラムと提携クレジットカードが成長を支えた。これら3社にアラスカとサウスウェストを加えた5社のロイヤルティプログラムからの収益は230億ドルに迫る規模で、旅客1人あたりの平均は33ドルとなり、2019年の26ドルから大きく上昇している。