英Travel Weeklyは1月8日、旅行会社を対象にしたFAMツアーは参加費を徴収することで旅行会社の意欲を問うべきとの考えを紹介する記事を公開した。
Travel Weeklyが開催した意見交換会でセレスティアルクルーズのVPが発言したもの。同社でも現時点ではFAMツアーを有料化する計画はないものの、FAMツアーに参加した旅行会社スタッフには視察中の体験を「アンバサダー」として同僚や顧客に伝えてもらうことが目標であり、その達成に向けた旅行会社側からのコミットメントを得なければならないとの考え。
日本でも「FAMツアーに参加したスタッフがすぐに別の部署に異動してしまう」など様々な問題が指摘されてきたところだが、セレスティアルクルーズVPは、少額でも費用を徴収することによってよりやる気のある参加者が集まるようになると予測。「視察後に実際に予約を入れた段階で参加費を返金するといったルールもありえるはず」としている。
同媒体は同じ日に旅行会社側の視点でこの問題についての取り組み状況を伝える記事も掲載。社内の適切な人員が参加できるようにする仕組みや、参加したことによって主催者にどのような費用対効果を示せるかについての考え方などが紹介されている。