Hospitality Trendsによると、Lodging Econometricsが6月末時点における欧州内のホテル建設計画をとりまとめ、その数は施設数で1715軒、客室数で25.7万室となった。建設中は776軒11.8万室、112ヶ月以内の着工予定は404軒6.2万室、計画の早期段階は535軒7.6万室。
国別では英国が322軒4.5万室で最も多く、ドイツが211軒3.5万室、フランスが132軒1.5万室、ポルトガルが127軒1.5万室、トルコが107軒1.6万室などで続いた。これら5ヶ国は欧州全体の約半数を占めており、今後も2025年まで市場を牽引していく見通しという。
都市別でもロンドンが82軒1.5万室で最多だったが、2位はイスタンブールで42軒0.7万室。以降はリスボン、ダブリン、デュッセルドルフなどとなった。
また企業別ではアコーが276軒3.7万室、ヒルトンが202軒2.9万室、マリオットが178軒2.7万室、IHGが153軒1.9万室、ラディソンが59軒1.1万室。となっている。
上半期に開業したホテルの数は150軒2万室で、下半期は265軒3.5万室が見込まれる状況。2024年は381軒5.2万室、2025年は365軒3.6万室という。