travelmarket reportによると、TSAが毎日発表している1日あたりの空港保安検査場の通過人数で、6月20日の数値が210万761人となり、昨年3月7日以来の210万人超えとなった。
2019年比は依然22%減だが、2020年比だと350%増。
米国では旅行需要の急回復に対して人員の確保が追いつかず、アメリカン航空が大幅な欠航を生じる事態となったりしているが、TSA自体も同様の問題を抱えており、夏までに6000人を雇用する計画で現時点では半分を確保したという。
ARCの集計による旅行会社の発券額も大きく増加しているところで、5月の発券額は2020年比で1914%増、4月比でも18%増となった。発券された旅行の総数は2020年比336%増の1587万回で、4月比で見ると国内線が9%増、国際線が4%増。国内線往復平均運賃は昨年の353ドルから432ドルに上昇した。
ちなみに、アメリカ自動車協会(AAA)は、7月4日の旅行者数が4770万人となり、コロナ前の最高値である4890万人に迫るところまで回復すると予測。このうち91%は自動車での移動を選択し、こちらは2019年を5%上回るという。航空旅客は350万人で、2019年比10%減と予測した。