ポルトガル、航空旅客に「炭素税」導入、1人2ユーロ
ポルトガルの空港を出発する全便の旅客が対象で、航空会社が徴収の義務を負う。
航空業界への気候変動対策の要請は高まっており、今般のコロナ禍でも各国政府が航空会社への経済支援の条件として短距離国内線の運航停止など環境負荷の軽減を義務付けるなどしている。
航空会社側からは、税金としての徴収は消費者を飛行機から遠ざけて稼働率を下げ、結果として環境負荷を悪化させるだけで、SAF(持続可能な航空燃料)の生産と利用の促進などに取り組むべきだとする声も出ている