Ciriumがこのほど実施した調査によると、回答に応じた中国人のうち96%は旅行に前向きな意向を示しており、特に81%は12ヶ月以内に飛行機の利用を考えていると答えた。この秋に搭乗予定という回答も50%だったという。

旅行目的は73%がレジャーで、ビジネス目的は24%に留まった。

こうした回答は実際の旅客実績にも表れているといい、Ciriumのデータでは9月の旅客輸送量は2019年比87%まで回復。その他アジアの58%減を大きく引き離している。

回復は当然ながら国内旅行が先行しており、66%はコロナ後に国内線を利用済み。第4四半期には19年比15%増となる見通しという。

国際線については、61%が国境開放後の旅行の準備ができていると答えており、行き先としては東南アジア、欧州、豪州/ニュージーランド、東アジアの順となった。

コロナに対する懸念では、35%が航空機の利用を躊躇すると答え、また96%はマスク着用の義務化を支持。ワクチンパスポートの導入も85%が賛成したほか、対策をしっかりしている航空会社を選びたいとの回答も60%を超えたという。