STRはこのほど、第3四半期末における世界各地のホテル建設計画を取りまとめ、アジア太平洋地域と欧州は客室数ベースで前年を上回る伸びを示していることを発表した。
アジア太平洋は、建設中が47.8万室で前年から横ばいながら、計画の最終段階が5.3%増の17.8万室、計画中が16.0%増の28.8万室となり、合計は5.4%増の94.5万室となった。中国が29.6万室で3分の1近くを占め、ベトナムが2.9万室で続いた。
欧州は、建設中が6.6%増の23.0万室、最終段階が5.9%増の17.2万室、計画中が4.8%減の14.9万室で、合計は3.1%増の55.1万室。国別ではドイツの4.6万室と英国の3.5万室が上位に入ったという。
この他の地域では、中東・アフリカ地域が合計で7.8%減の23.8万室、米州が1.6%減の77.7万室となった。中東・アフリカは全段階が前年を下回ったが、米州は計画中の項目のみ36.1%増と大きく増加している。