Travel Pulseによると、米国ツアーオペレーター協会(USTOA)はこのほど業界の現状や見通しについての年次調査の結果を発表した。
このなかで、旅行業界のビジネスが完全回復する時期について、回答者の53%は2023年末までと回答。2022年末までも20%となった。2025年以降になると予想しているのは7%に留まったという。
すでに入っている2022年の予約のうち、コロナ禍でキャンセルされた旅行の再予約は41%で、59%は新規予約。また、75%は海外、25%は北米内の旅行という。海外の行き先では、イタリアが首位となり、2位はフランスとギリシャが同率、3位はアイルランドとなったという。国内旅行では、国立公園、アラスカ、ハワイの順となった。
最大の課題は国境や州境の閉鎖で、また今後10年間で旅行業界に最も大きな影響を与えるトレンドについての質問では持続可能性や「責任ある旅行」がトップとなった。すでに回答者の56%が自社サービスの社会的・環境的影響を測定するための方針や手順、基準を導入しているという。