旅行会社の顧客獲得で重要なポイントは?業界誌がヒント提供
旅行業界メディアのtravelmarket reportはこのほど、旅行会社がターゲットとするべき消費者層について解説する記事を掲載した。
アイディアを披露したのは元トラベルアドバイザーで現在は旅行販売のコーチを務めるグレンダ・ビーグル氏。同氏は、まず「アドバイザーを利用するのが最善だと消費者に納得してもらうための方法」について、「説得しなければならない時点であなたはゲームに負けている」とし、説得ではなく示すことが重要と説明。
そして、「すでにアドバイザーと取引をしている人」「アドバイザーについて知識のない人」「自分ですべてをやりたがる人」という3つの消費者層について、3番目ではなく2番目にリーチするべきとした。こうした層には「計画を間違えて貧弱な体験をしたくない」「金の使いすぎや無駄な出費を嫌う」といった共通点があり、旅行会社は旅行の失敗やコストパフォーマンスを高める方法を紹介できるという。
そして、そうした層を獲得するためには、ウェブサイトへの顧客の口コミ掲載やSEO対策、ソーシャルメディアでの情報発信、有料広告などの組み合わせが必要で、旅行会社のサービスをまだ知らない顧客、特に地元の顧客をターゲットにするべきという。そして、資格や旅行への情熱、顧客サービスなどより、これまで何人の顧客を助けてきたか、何年の経験があるか、といった情報で安心感を強調することも有益とした。
このほか記事では共感の重要性や、自分を選ばなかった時に顧客が何を失うかを提示することの意義なども説明されている。