Travel Off Pathによると、米国でフライトを乗り継ぐ旅客に対し保安検査を免除する法案が検討されている。

現在は、国際線で到着して乗り継ぐ旅客全員とその荷物を米国運輸保安局(TSA)が検査することが義務付けられているが、法案では6つの国際空港で試験的に検査を不要とするテストが提案されている。どの空港が対象となるかはまだ明かされていないという。

なお、法案はコロナ後の旅行需要獲得を目指すもので、保安検査体制の見直し以外にも、商務省内に旅行観光を担当する次官補ポストを新設すること、旅行観光産業のコロナ禍からのリカバリーに取り組むタスクフォースを設置すること、「コロナ検査犬」を試験導入することなども盛り込まれている。

コロナ検査犬については、ロンドンで6匹のテストを実施したところ、PCR検査の97.2%に迫る94.3%の精度を記録。所要時間も1人1秒以下と優秀な成績を残したという。