英国政府がイングランドへの入国について出発前検査などを不要としたのに続いて、アイルランドやスコットランドも同様の措置を決めている。

Travel Weeklyによると、アイルランドは1月6日以降の到着について、オミクロン株の出現とともに導入したPCR検査または専門家の監督のもと実施する抗原検査の要件を廃止。英国と同様、オミクロン株が国内感染の中心となったことを受けたもの。

ワクチン未接種の旅行者は引き続き出発前72時間以内のPCR検査を求める。

また、同じくTravel Weeklyによると、スコットランドもイングランドと同様の措置を決定。すでにウェールズと北アイルランドも同様の決定をしており、足並みが揃ったことになる。

こうしたなかで、英国の旅行関連企業の株価は上昇を続けており、例えばブリティッシュ・エアウェイズの親会社であるIAGの株価は緩和の発表初日に11%値上がりし、翌日も1.45%上昇。他の航空会社やOTA、クルーズ会社も値上がりしているという。