Breaking Travel Newsによると、英国のボリス・ジョンソン首相は外国人観光客に向けて英国を訪問し楽しむよう呼びかけた。ブースター接種の進展と国民の努力の結果として「英国は欧州で最も開かれた国の一つとなり、世界中からの訪問者を歓迎する準備が整った。今こそ旅行を予約し英国が提供する催行のものを楽しむ絶好の機会」と話したという。

英国は、ワクチン接種を条件に2月11日から入国前後の検査や隔離を廃止することを決めているところ。ジョンソン氏は、今年開催予定のイベントでの需要喚起に期待を示しており、例えばエリザベス女王在位70周年の「プラチナジュビリー」やコモンウェルスゲームズ、英国の創造性や革新性に焦点を当てた「UNBOXED: Creativity in the UK 2022」などが予定されている。

また、Travel Weeklyによると英国政府観光庁(VB)も2月から1000万ポンド(約15.4億円)を投じるキャンペーンを計画。最重要市場である欧州と米国をターゲットとし、ロンドンやエディンバラ、カーディフなど観光客の激減で打撃を受けている都市にスポットライトを当てる。

VBのCEOは、「我々の優先事項は、英国への需要と観光客の消費をできる限り早く回復させることであり、英国経済に何十億ポンドももたらす海外からの観光客の取り組みという厳しい競争に挑むこと」だと発言している。