Travel Weeklyによると、ホテル業界はコロナ禍のなかでロイヤルティプログラムの変革を進めている。

大規模な出張が減少するなかで、今後は「低頻度の出張者やレジャーでの宿泊客のニーズに対応する、よりパーソナライズした特典」を提供するプログラムが評価されるようになるとの考えで、スパでポイントを使えたり、専用のミクソロジー教室や料理イベントを開催したりする例が出ているところ。

こうしたなかで、例えばマリオットはボンヴォイの会員数をスターウッドとの合併時には7000万人だったところから現在は1.6億人にまで増加したが、最近進めているリッツ・カールトンのヨット事業民泊事業(Homes&Villas)なども会員に提供できる選択肢の増加を意図しているという。

また、MGMやIHGなどのブランドはロイヤルティプログラムの刷新を発表。多くの場合、ポイント獲得の手段を増やし、特典やインセンティブも多様化させるものとなっている。

記事では、マーケティングでcookieの使用が不可能となるなかでのロイヤルティプログラムの役割や、OTA独自のロイヤルティプログラムとの競合などについても説明されている。