travelmarket reportによると、米国トラベルアドバイザー協会(ASTA)はこのほど米政権でCOVID-19 Recovery Team Coordinatorを務めるジェフリー・ジエンツ(Jeffrey Zients)氏に対し、ワクチン接種済みの米国市民について帰国時の検査要件を廃止するよう訴えた。
米国では現在、入国者に対して出発前24時間以内の検査による陰性を求めているが、ASTAはアドバイザーと旅行者の双方にとって大きな課題となっているとし「国際的な往来再開の完全な回復を妨げる唯一にして最大の障壁だ」と強調。ワクチン接種の推進が最重要の対策という科学的知見を重視するよう訴えた。
またASTAの幹部はtravelmarket reportの誌面で、こうした働きかけについて「成功を約束することはできない」としつつ、関係者による「最大限の努力は保証できる」としてアドバイザーの加盟や協力を呼びかけたという。
さらに、他の団体も声を上げ、Airlines for America(A4A)やIATA、USトラベルアソシエーション、国際空港評議会(ACI)、グローバル・ビジネストラベル・アソシエーション(GBTA)などが連名で同じくジエンツ氏に書面で要望。英国に続くよう求めている。