Travel Weeklyによると、シンガポール政府がコロナに関する行動制限のさらなる緩和を決めた。

2月25日からマスク着用時のソーシャルディスタンスの規則を撤廃するほか、3月4日からはビジネスイベントやウェディングの人数制限などを緩和。

このほか、CNAによると、隔離不要で入国可能なワクチン接種完了トラベルレーン(Vaccinated Travel Lane、VTL)についても、2月25日から香港、カタール、サウジアラビア、UAEを対象に追加する。

また、TTGによると、欧州各国も行動制限を緩和。オーストリアは2月19日から、レストランやホテルへの入店時にこれまでワクチン接種済みか感染からの回復歴を証明する必要があったが、これにPCR検査による陰性証明も追加。さらに3月5日からは公共交通機関の利用時などを除いてマスク着用の義務を廃止する。

スイスもマスク着用義務とレストランや文化施設などでのワクチン接種証明などを不要化。2月17日以降、コロナ関連の制限は、陽性となった際の5日間の自己隔離と公共交通機関や病院などでのマスク着用のみとする。

さらにドイツも3段階の制限緩和計画を発表し、まずはワクチン接種か回復を条件に屋内での集まりに関する制限を解除するなどし、第2段階以降でホテルやバーなどでの陰性確認を不要化し、在宅勤務などの要件も緩和していく。

また、SchengenVisaInfo.comによると、オランダもワクチン接種か回復歴を条件に、高リスク国からの入国者に課している隔離を2月25日に廃止する。

このほか、Travel Weeklyによると、イスラエルも保健相がオミクロン株対応で導入した制限の緩和を提言。11歳以下の子どももワクチン接種済みの親が同行し検査で陰性が出るまで隔離すれば入国できるようにする。また出発前の検査を不要とし到着時のPCR検査のみとする。一方、12歳以上の未接種の外国人旅行者に対する入国禁止や閉鎖空間でのマスク着用義務などは継続する。