Simple Flyingによると、国際航空運送協会(IATA)のウィリー・ウォルシュ事務総長は先週の記者会見で、香港国際空港が国際航空ハブとして「今や地図から消えた」状態だと表現し、回復は可能だが困難との見方を示した。
2019年2月の香港国際空港の旅客数は589万人だったが、今年2月は依然として8.6万人に留まっているところ。国境はほぼ閉鎖され、一部の入国が認められる国からの旅行者も引き続き隔離が必要となっている。
これに対してシンガポール、クアラルンプール、バンコク、マニラ、ホーチミンはそれぞれの国が受け入れ要件を大きく緩和。さらに香港が、陽性者を搭乗させたことが判明した対象航空会社の運航を一定期間禁止していることも航空会社や消費者の信頼を失わせているところだ。
なお、記事ではコメント欄にも書き込みが30件近く付いており、中国共産党の影響を嘆く声も多く見られる。