国際空港評議会(ACI)は4月11日、2021年の空港利用実績のランキングを発表した。
国際線旅客数の1位はドバイ(DXB)で2911万人。ドバイは2014年から連続して首位の座を保持している。
2位に入ったのはイスタンブール(IST)で、2019年の14位、2020年の6位と大きく順位を上げた。昨年2位のアムステルダム(AMS)は3位となった。4位以下はフランクフルト(FRA)、パリ(CDG)、ドーハ(DOH)、ロンドン(LHR)、アンタルヤ(AYT)、マドリード(MAD)、カンクン(CUN)の順で、ロンドンは2019年までの2位から転落した一方、アンタルヤやカンクンなどコロナ禍で観光需要を取り込めた都市は上位に食い込んだ結果となっている。
国内線を含む総旅客数ではアトランタ(ATL)、ダラス-フォートワース(DFW)、デンバー(DEN)、シカゴ(ORD)、ロサンゼルス(LAX)など米国が上位を占め、8位と9位に中国の広州(CAN)と成都(CTU)が入った。羽田は2019年には5位だったがランク外となっている。
なお、貨物量では香港(HKG)が1位で2位はメンフィス(MEM)、3位は上海(PVG)、4位はアンカレジ(ANC)、5位は仁川(ICN)などで2019年と大きな変化はなし。9位には成田が入った。