米OTAが旅行業務のオンライン学習コース、自社カスタマーサポートで採用も

米国で急成長しているOTAのホッパー（Hopper）は4月12日、旅行業界で働きたいと願いつつ経験がほとんど、あるいはまったくない人に向けたオンライン学習プログラムを発表した。

「Bunny Bootcamp」と名付けたもので、299ドルを支払うことで、160時間の学習教材、インタラクティブなフォーラム、テスト、Sabre GDSのガイド付きシミュレーションなどを利用でき、すべてを完了すると修了証書も発行。コロナ禍で人々が自分の生き方やキャリアを見直すなかで、旅行業界への転職で課題となる「未経験」の壁を乗り越える手助けをするという。

PhocusWireによるとHopperはアプリで旅行を予約したユーザーへのカスタマーサポートを提供するために約1300人のエージェントを抱えているといい、学習プログラムはそうしたノウハウを反映して構築。数百人の追加採用も計画しているが、受講者に雇用を約束するものではなく、学習内容もHopperのニーズに特化せず業界内で必要とされるスキルを網羅的に取り上げたという。