パラオの観光業界はこのほど、旅行者とパラオの自然や文化との関わり方を変革することを目的とした新たなポイントプログラム「Ol’au Palau」を発表した。

同プログラムは、カーボンオフセットやサンゴ礁に安全な日焼け止めの使用、サステナビリティへの取り組みに熱心な企業の支援、文化的に重要な観光地の訪問、持続可能な方法で調達された食事、リジェネラティブツーリズム(再生観光)のプログラムへの参加など行動に対してポイントを付与。

貯めたポイントは、これまでは地元住民しか行けなかった場所や史跡、人里離れたハイキングコースの利用、村のタロイモ畑見学、伝統漁、秘密の洞窟での水泳などの体験に利用できるようになる。「Ol’au」はパラオ語で有人を自分の空間に誘うための呼びかけの言葉だ。

今回のプログラムは、コロナ前には観光がGDPの85%を占めていたパラオがリカバリーと同時に持続可能性を向上することを目的としたもので、他国の追随も期待している。

なお、ハワイでもボランティア活動などに参加することで特典を受けられる「マラマ・ハワイ」のプログラムを展開している。